映画「AI崩壊」
2030年、10年後の日本未来を描いた近未来サスペンス。(2020年1月31日公開)
ライフラインとして欠かせなくなったAIが暴走し、人間の存在価値を選別し始める。(コロナウイルスによる自然淘汰というワードも頭をよぎりました。)
AIについての本
2-3年前のAI本がブームだったころ、我が子が成人となった未来がどうなっていき、どのような力が必要なんだろうと関連本を読みました。
「未来の年表」|河合雅司
少子高齢化など統計を基に未来予想された本。数字で語られているのでとてもわかりやすいですが、未来予測の本ばかり読んでいるとマイナスな感情に引きづられることもあり、心配性の方はあまり読まない方が良いかも・・・(笑)
日本の現状を知ることから親としての子育ての軸もできるので、ベースの知識を得ることができた本です。グラフやビジュアルでわかりやすいタイプも後に出版されています。
「人工知能と経済の未来」|井上智洋
シンギュラリティは来るのか、、、という問いには悲観的に捉える著者と楽観的に捉える著者の本がありますが、この本で自分なりの解が得られました。AIを悲観的に捉えるのではなく、共存して生きていくと。今となってはシンギュラリティが来るか来ないかという問題より、どのように共存し、責任を持って開発するかが問題かなと思います。
映画『AI崩壊』から考える子育て
この映画の最後
「人工知能は人を幸せにするか?」という問いに、主人公は
「その問いはこうやって言い換えることができるかもしれない。」
「親は子を幸せにできるか?」と。
人間とAI、親と子。
幸せにしたいと全力を尽くしても、必ずしもうまくいく保証はない。
AIとの共存と子育てを関連させた最後のセリフ。
最近読んだ、精神科医アンデシュ・ハンセンの「スマホ脳」でスティーブ・ジョブズがスマホを作った責任について書かれていたのを思い出した。スティーブ・ジョブズは自分の子供にiPadを与えなかった。開発者の責任についてや脳科学から中毒性、依存性、洗脳、子どものスマホ依存について知ることができた本。この本を読んで、スマホルールを再考して子供と共有した。子供にスマホを与える前におすすめする本。
世の中全てが頭の良いごく少数に洗脳されてコントロールされているのでは((((;゚Д゚)))))))と思いました。マーケティングもそう、パレートの法則、働きアリの法則なども頭をよぎりました。
この映画から
「人間とAI」と「親と子」の関係についての共通点として
親(人間であるAI開発者)が子(AI)に対して、必ずしも正解の方法はないが、自分の頭でよく考え、どのように進化成長していくのか、責任を持って導かねばならないということを考えさせられました。
幸せとは何か?という定義によっても変わってきますね。コロナウイルスをきっかけにさらに価値観は多様化していくし、未来予測もあまり意味がないと実感したのではないでしょうか?正解はないし、白黒つけられるものも少ない。どちらにしても親として、「自分なりの解」を見つけて環境を整えていくことくらいしかできないのかな・・・。