ライフオーガナイザー1級を取得している私が、物を増やさず、生活の質を整える方法の一つとしておすすめする、ものとの付き合い方についてお伝えします。
「一生もの、物を大切にする心」を育てていくことで、生活の質が格段に上がると実感できます。そして物欲も自然と収まり、むやみな買い物に時間を割くことが減ります。
ミニマリストその後は・・・
ミニマリストでもある私が、必要最低限のものにリセットできた時に感じたこと。
なんだか殺風景、、、
しかし物がないと身軽なので、ショッピングで運命的に巡り合ったものをすぐに家に迎えいれることができます。
そこで感じたのは、本当に必要なものは美しいということ。
美しいものに普段から接していないと、日常の暮らしの中で美しいものへの感覚(センス)は磨かれないということ。
少ないものの中で、自分のインスピレーションとなったお気に入りを置くだけで、一気に生活が丁寧になります。
まずは普段よく使う食器などを一つ、高くても自分が心の底から気に入ったものを日常使いしてみましょう。その時だけ、いつもより時間がゆっくりに感じたり、充足感を得る感覚を体感できるでしょう。
一生もの、美しいものを持つメリット
一生ものを少しずつ整えている私が実感するメリットについて。
- 一生ものが見つかると、本当に欲しいものが減り、無駄なものを買わなくなる。
- 一生ものと背伸びをして買ったものは、そのものに似合う自分になるようにと自分を引き上げてくれる。物がただの消費物ではなく、人を成長させるツールに変わる。
- 物を大切にする心が育ち、無駄買いが減り、ごみを増やさず、環境問題にも貢献できる。
- 買い物をする時に自分に必要な物かの判断にブレがなくなり、むやみに悩む時間が減る。
- 一生ものの美しいものを見ていると、時間が穏やかに流れ、充足感を感じ、もっと丁寧に生活を整えようと思える。
私が出会った一生もの(日々更新中!)
kumijiさんの時計
時計に関しては、本当に数年探し続けてやっと出会った時計。
真鍮で経年劣化を楽しめるので、時を刻むと共に落ち着いた色に変化している様子が楽しめます。また、かっこいい時計は見づらいものが多いですが、子供がいるので、数字がわかるものが欲しくて、その中でも雰囲気を壊さないデザインが絶妙です。また、針部分は日本製の部品が取り付けられているため、狂いもなく、音も気にならず、時計本来のクオリティーも保たれた商品です。
Plakira ゆらぎタンブラー
ガラスのような新素材プラスチックを使ったコップ。冷たいものから100℃の熱湯まで対応、食洗器OK、重ねてコンパクトに収納できる、洗いやすい、1000回落としても割れないという保証付きの日本製。子供がいながらもチープなプラスチックコップは嫌だし、ガラスだと割れたり場所をとるのが嫌なので、デザインと実用性を兼ねた普段使いのコップ。
アラビアの食器
毎日使う食器こそお気に入りを。アラビアのパラティッシシリーズは有名ですが、日常で使いやすい大きさと丈夫さで毎日愛用しています。280mlのカップ&ソーサーとプレート21cmを使っています。
作家ものの食器
瀬戸物まつりやカフェで出会った作家さんの食器を少しずつ取り入れています。
作家ものはレンジ不可であったり実用性に欠けるデメリットはありますが、量産品にはない個別の色合いやフォルムの美しさ、何より作家さんのもの作りにかけるストーリーを感じることができます。
ワカキモノ 現代食器CLAYPAPER 陶芸家 若山義浩さん
瀬戸物まつりで出会った作品。金属や石に似せた薄い板皿。実際に使ってみると、どんな食材にも合うし、洗いやすさと乾きやすさも抜群でした。
陶芸作家 堀有一郎さん
アンティークゴールドやマットなブロンズの色合いが絶妙なプレート皿。このお皿に焼き菓子やケーキをのせると一気に家の中がカフェ化します。
コップはほうじ茶を飲む時用。日本茶にもコーヒーにも合うデザイン。
陶房かんな 工藤晃一さん
光の当たり方で色の見え方が変化するプレート皿。フラットなデザインで重ねておくと場所をとらず収納でき実用的。デザートにもおかずに合うデザインカラーで愛用しています。
成長する、ものとの付き合い方
一生ものや美しいものを日常使いする贅沢。そうすると自然にセンスが磨かれて、ものや暮らしの本質を実感する。ものを選ぶということは消費のイメージが強いですが、ものが今いる自分の位置から引き上げてくれたり、成長させてくれるというものの付き合い方を継続していきたいと思います。