親が子供にできることとは?を考えさせられた本
我が家には10歳の長女がいます。
家族、特に母子の距離感はとても難しいです。
誰もが子供時代を経験してきたはずなのに、いつしか子供の時の視点や気持ちを忘れ、大人としての自分の「正しさ」しか見えなくなってしまう。そして、親になると、その「正しさ」を子供に押し付けようとしてしまいます。
子供によりよく生きてほしいと思う親の愛情、そして「正しく」育てなければいけないという社会から親(特に母親)に対するプレッシャーがあります。
親と子は異なった時代、異なった身体を生きている。だから親の常識や理想は子供の生きる時代には合わないということがこれからはどんどん起きてくると思います。
昔に比べて、親への教育の負担が増えていると感じます。単に学校に通って外遊びをして過ごしていればOKではなく、学校以外での教育でかなり差がつくようになっています。
なので、母親は仕事、家事、子育て以外に教育や情報の制限、安全の確保など様々な能力が求められるようになった時代だと感じています。
情報が渦巻き、日々目の前のことに追われ、知らず知らずのうちに子供の欠点ばかりが目について叱ってしまう。
そんな時、親は一度立ち止まり、自分の「正しさ」を問い返す必要があります。子育てに正解はなく、結局はこの工程の繰り返しが親になるということだと感じます。
このように、立ち止まって考えるきっかけになった本をご紹介します。
親になるまでの時間 前編・後編|浜田寿美男
子育てで一番大切なこと 愛着形成と発達障害|杉山登志郎
なぜ、親は「正しさ」を押しつけてしまうのか?|熊谷晋一郎・山田真
子供が求めている幸せは何か?親の「よかれ」を考え直すきっかけになる本。
自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書|篠原信
ビジネス書ですが、上司と部下の関係は親子関係とも共通する部分があり、参考になります。指示待ち人間ができる工程がとてもよくわかります。今は、教育格差があるものの、世の中が便利なモノ、誘惑に溢れています。子供が指示待ち人間にならないように、自分の頭で考えて行動できるようになるために、親として気をつけることに気づかされた本です。
最後に
今後はさらに価値観が多様化し、親の生きた時代の常識が非常識になるくらい急速に時代の流れが変化すると思います。
親としては、子供が自分で考える機会を奪わないように意識すること、子供の生まれ持った特性を観察してそれに合う環境を与えてあげることが大切だと感じます。実際に行動できるかは難しいですけどね笑笑 まずは気づきから頑張りましょう!